July 31, 2020
RIKEN CEMS
化学結合を用いず、物理的相互作用のみで単量体を連結した特殊な重合体「超分子ポリマー」が、次世代の高分子材料として、世界中で盛んに研究されている。その定義を拡大解釈していくと、ほとんどの物質が「超分子ポリマー」と呼べてしまうこともあいまって、この分野は独特の拡張と進化を続けており、ある意味で「材料科学全体の縮図」となっている。その間に「核形成-伸長機構」「アイソデスミック機構」「準安定状態トラップ」「自己・非自己認識」「次元拡張」「自己修復」といった、材料科学のおよそ全分野に通ずる考え方も生まれた。本会議では、様々な形態の超分子ポリマーについて、構造制御と機能探求の最先端を議論する。
Friday, July 31, 2020
13:00 - 13:10 | 開会 |
13:10 - 13:50 | 杉安 和憲 (物質•材料研究機構) 超分子ポリマーの精密合成 |
13:50 - 14:30 | 窪田 亮 (京都大学) 細胞から着想を得た直交性超分子ポリマーの共焦点観察と機能 |
14:30 - 15:10 | 石田 康博 (理化学研究所) ついに実用的機能を発揮し始めた、らせん超分子ポリマー |
15:10 - 15:30 | 休憩 |
15:30 - 16:10 | 矢貝 史樹 (千葉大学) トポロジー制御によって進化する超分子ポリマー |
16:10 - 16:50 | 坂本 良太 (京都大学) 分子低次元物質の新展開 |
16:50 - 17:30 | 植村 卓史 (東京大学) ナノ空間を使った高分子制御の進化系 |
17:30 - 17:40 | 閉会 |
公開期間:2020年8月4日~6日12:00 公開は終了いたしました