センター紹介
物理・化学・エレクトロニクスの3分野のトップ研究者が集まり、創発現象の学理を明らかにするとともにその応用への道を拓きます。
創発物性科学研究センターは、「強相関物理」「超分子機能化学」「量子情報エレクトロニクス」の3つの部門からなります。世界トップの研究者が国内外から集結し、約40の研究グループ・研究チーム、200人を超える研究者を擁する、世界有数の物性科学の研究拠点です。
それぞれの分野を専門に研究するセンターは世界にいくつもありますが、この3分野を集結したセンターは他にはありません。環境調和型の持続可能な社会の実現には、物理・化学・エレクトロニクスの3分野の協力が不可欠です。この3つの分野が集まることで、研究にも「創発現象」が起きて、予測もしなかった画期的な成果が生まれると確信しています。
創発物性科学研究センターが目指すのは、すぐに実用化が見込めるような技術の開発ではありません。既存の技術の延長ではなく、50年、100年先においても人類社会に貢献できる革新的な技術原理を追究します。そのためには、基礎研究にも力を注ぎ、新しい学理を構築することが不可欠です。
3つの分野の最先端を切り拓いてきた研究者と、従来の学理にとらわれず新しい発想を持った若い研究者が集まり、総掛かりで真にチャレンジングな研究に挑む。それが創発物性科学研究センターです。